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Diary 2022.04.21

OIRA 2022年秋冬展

“ 叫びと、囁きと、蠢き”
2022年4月29日-5月1日 13時-20時迄


ギックリ腰は随分とマシになってきました。ご心配して下さったお客様や、来店されたのに店閉まってたお客様申し訳ございませんでした。身体はほんと大事ですね。運動します。あと、今日から火曜まで私用で沖縄にいるので臨時休業です。ご来店予定であったお客様申し訳ございません。そんなこんなで本日は沖縄からお送りします。

今回のDIARY は高橋雄飛さんのエキシビジョンが当店で開催されるので、その告知です。


高橋さんから頂いた文章を掲載するのでそれを読んで頂ければ、どんな気持ちで洋服を作っているのか、そんな事がなんとなくわかると思います。あと、先にお伝えしておくと、普段紳士服がメインのお店ですがOIRAは女性のためにも、男性のためにも洋服を作っているので男女問わず、そして気負わずに見に来て欲しいです。


とは言え、このDiaryを見てくれているのは殆ど男性だと思うので、好きそうだなぁという女性のお知り合いにこんなのあるよと囁いて欲しい。カップルでのご来店なんかなお最高です。あと、OIRAが上手くいって欲しいので興味のあるバイヤーさんとかも全然気にせず見に来て下さい。僕はとっても陽気です。アポも勿論要らないです。


ベルイマンの『叫びとささやき』。今回のテーマはこの映画のタイトルを引用している。恥ずかしながら、私はベルイマンの事も知らなければ、勿論その映画も見た事が無かった。
イベントの土台となる故、イメージだけは共有されるべきと、ちゃんと映画を見ました。大人なので。でも、2回途中で寝てしまい、3回目で漸く。映画見て思ったんですが、素養が無いからかあまり響かなくて。高橋さんの好きな事が良く分からなかったり知らなくても、その人が作る服とか、その人の人柄や感受性が好きなんだとか、それだけで良いんじゃないでしょうか。

イベントが決まり、より理解するために、高橋さんが私のために作ってくれた一点物の羽織りはここ数ヶ月かなりの頻度で着ていました。お客様からや、たまたま知り合いになった人、友人、知人、街のおばちゃんから、可愛い服着てるね〜とか、何それ〜って、褒めて貰えました。結局、そういうのが1番嬉しいということが分かりました。着過ぎてポケット壊れちゃいました。

OIRAとして活動を始めたプロダクトについてはまだ私自身も実は現物は見る事が出来ておらず語る事が難しいのですが、写真で見る限りちゃんと今着る上での落とし所を踏まえて作ってくれていると思うので安心してます。別注のシャツのリファレンスとなる物も結構マニアックというか同年代の服オタクが好きなやつでニヤり。

文学的な物言いのステートメントを載せましたが、決して世の中から極端に距離を置きたいとかそういう人では無く、ちゃんと今の情報に詳しい。日本のブランドだったり、お店だったり、海外の凄くマイナーなデザイナーだったり、かなり情報収集してる印象を受けました。小さい時からそして今もファッションがとても好きなんだなと思う。

そんなOIRAこと高橋さんと今回、三つの空間を使い、叫び、囁き、蠢きと分けて空間の構成を行なって販売・受注・展示を行います。一点物の洋服、今回から始まる受注形式でのアイテム、アートワーク。

一点物については、OIRAのインスタグラムのアカウントを見て貰えば作風が伝わると思うので是非見てみて下さい。日本やフランスの古布、中国の少数民族の布で洋服を作ったり、ニットに無数に手刺繍でステッチを入れたり、知り合いのシェフにコックシャツを作ったり。以前、一点物の洋服を作って貰った時には、規則性を持たさないようにと心掛けていると。つまり、人のための人の服です。

そんな彼が、今回から、ファッションのサイクル(春夏・秋冬)に合わせて洋服を作り始めた。それが受注商品。
老舗のテーラーで経験を積んだ高橋さんの知人の女性と共に制作を進めているようです。ここでジェンダー論について語るつもりは無いですが、線が繊細で中性的な印象合わせ持ったテーラリングだそう。イントロで話したことと重なりますが、私自身まだ見ることが出来ていない。セットアップ、ジャケット、コート、シャツがあり、現代でクラシック、ベーシックだけど癖がある、間口の広い商品を作ってくれているそう。こちらも人のための人の服ではありますが広角かつモダン。

また、シャツは別注アイテムとして、私が普段から少しずつ買い溜めている国内外のスーツ地から好きな物を選んで受注することが出来る。イナタくて、工業的な匂いもして、少しオジサンっぽくもある、個人的にずっと好きなバランス。じぃちゃんのスラックスが根底にあります。デリバリー時期はまだお伝え出来ないですが、春夏に着られるスーツ地のみをピックしてるのでこれは夏の羽織として提案したい。今のファッションに合わせるときっと面白いと思う。

アートワークについては、私のお店に鎮座している赤い藁などは高橋さんの作品です。今回どのような物を持ってくるのかは不明なのですが、お客様と一緒にわたしも楽しめればとそう思っています。

この三つの空間は、根底にある物は全て同じだと言います。その共通項を感覚的に感じて貰えるよう、三つに主題を分け表現したいのかも知れません。

また言いそびれましたが、別軸でトレーナーやニットを持ってきて貰えれば、クロッドスティッチという、無闇矢鱈ステッチカスタムも受けてくれます。過去のちょん切れたニット?のカスタムとか痺れますのでインスタ見て下さい。そして、納期は察して下さい。

営業時間はいつもより1時間伸ばして20時まで営業致します。正直いつも連休中はかなり暇なのでとっても不安です。この3日間は(もしかしたら伸ばすかも)店主近澤と高橋さんの2人で首と鼻の下も長く伸ばしてお待ちしてますのでどうかご来店お待ちしております。宜しくお願い致します。


VODKA connecting people / 大阪府大阪市西区江戸堀1-18-5
Jun Chikazawa / 近澤 惇

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