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MASU_STAYFRIEND_2

チラリズム

見えるか見えないかのギリギリがいい、想像力を掻き立てる。スケベな意味では無く。
あらゆる情報がインターネットで繋がって、秘事が少なく無くなってきている。

ある種リアルな世界がネット上で繰り広げられているのかも知れないけど、ネットで情報だけ得て、受け売りの言葉で分かった気になってしまうのはやっぱり怖い。
中学生の時、雑誌で見た物がとてもかっこよくてけど詳細が分からなくて、ワクワクして眠れなくなってしまったり。そうゆうことが減ってきている。

今みたいにインターネットがここまで一般化されていない時代に思春期を過ごして来たから、ずっとそう思っていた。

チラリズムとは、想像力を生む、考えて貰う余白を生む会話形態 / コミュニケーション の1つだと思う。因みにWikipediaに依れば、

女優の浅香光代が剣劇芝居の立ち回りを行う際にチラリと見える太ももが醸し出すエロティシズムを新聞記者が表現した造語。 

出典:Wikipedia

との事らしい。。。
あまり想像力を働かせたく無い。
関連ワードにはシミチョコという言葉があった。これから使おう。。









話は多いに脱線しましたが、MASUのこのコレクションの影響もあって、なんとか、自分自身で想像力を豊かにして好きなものを探して貰うきっかけを作れないだろうかと考えた。そこで、試しに、時々文字だけで洋服の説明をしようということに。

それに、アイフォンのメモだけで完結出来るから楽だ。脳味噌は全然足りてないけど、これを機に少しずつ表現力豊かな人間になりたい。

- 物を選ぶ時は、友人を選ぶように -

この言葉は、MASU 2021 spring / summer のテーマから抜粋している。
民藝に纏わる言葉から生まれた21年春夏のテーマは、過度な売れ方をしてしまうことが多々ある現在の物の買われかたについても当てはまるように感じる。スマートフォンの画面上では分からない何か、実際に手元で見ることや着用してみて感じる美しさや気付き。

MASU VASE PATTERN SHIRT Faded black / Faded orange

ブランドのシグニチャーともいえるシルクシャツの今季バージョン。
インクジェットプリントに特化した京都の工場にて加工している。因みにウォッシャブル。

古い陶器の柄から色出しされたこの服は、物撮りの写真で見れば色調の強い縞模様が走っているように見える。お客様からのfaded orangeの問合せでは、結構強い色ですねという声が多くあった。確かに、インパクトはあるけど、実は日本人の肌には馴染みが良いし使い易いシャツだと思っている。


芍薬から生まれるグラデーション、時を経て生まれる黄味掛かった色焼が最先端のインクジェットプリントで表現されていて、実物で見なければ分からないニュアンスがある所が私の中では1番気に入っている。

少し長い袖丈は所謂萌え袖を推奨というより、ボタンを止めた時に生まれるシルクのゆったりとしたドレープとそれで歪むプリントを楽しむためのディテール。これも着てみないからには分からない。

faded blackは、白/黒の縞模様が走っていてパキッとした印象を持つかも知れないけれど、前者と同様に白と黒の間には複雑な色が混ざっていて、温かみのあるシャツであることが分かる。



使用されることで生まれる美しさを拝借して、最先端技術でシャツの中に閉じ込めている。過去では出来ない、今だからこそ出来るものづくり。
民藝品そのものにはならないけど、今までに無い新しい美の形を生み出してくれていると思う。

他にもこの商品の良い所は沢山あると思う。それは、長く着てみて分かることかも知れないし、誰かに褒められて気づくのかも知れない。

遠すぎたり、近すぎたり、ピントが合ってなかったり、少し不親切であったり。それぐらいの方が、逆に物事について考える機会になって、色んな物を取り入れられるかもしれない。

この文章も的外れである可能性は多いにあるし、画像無しで不親切だけど、それぐらいの方が丁度良いのかも。

最後に、、

やっぱりオンラインショップのカード決済が何故か上手く行かない、、
カードご希望の方は、

junchikazawa@hotmail.com

までご一報頂けると幸いです。
親切にご対応させて頂きます。

VODKA connecting people 
近澤

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