A MACHINE
“Why need new clothes when there is glut?”
この4って数字なんて意味なんですかぁ??
-この4って数字なんて意味なんですかぁ?? 4つ穴があれば服になるの4です。 -?? 4つ穴があれば身体が通ります。 -??? 4つ穴があれば腕と顔と胴体が通ります。 - (´・ω・`) 4つ。。。
4つ穴があれば身体が通る。お店で接客するたび変な空気になります。 この服の商品名はミニマムコンディションズセーターです。穴が4つあれば服になる。 最小限の服の定義を設け、最小限のテクニックと最小限のユーモアで制作された、よく考えられたセーターだ。正確にはよく考えられていないように見える服は実はよく考えられていて、よく考えられていないように見えるようによく考えられている。 洗いを掛け、4の数字は情けなくも可愛らしく歪み、横に直線的に編まれたニットは身体に沿う形で膨らみを持たせる。そんな可愛らしさの中に、熟考されたアイディアと、忍ばされたアイコンが存在している。 情報化社会が進むにつれ、個人での発信はより容易になり情報も立場も手に入り易くなった。それは個人が動き易いとてもいい時代だと思う。私自身も今のような社会でなければ洋服屋を出来ていない。そんな世の中を自分なりに楽しむことと、飲み込まれ全てを迎合してしまうこととは個人的には違うアティテュードにあると思う。ファッションの楽しさは飲み込まれることではなく、全てを飲み込んで自分の物にしてしまうところにあるのだから。それは作る側であろうと売る側であろうと買う側であろうと関係が無い。飲み込んで自分の糧にして楽しまなければならない。 彼自身もファッションデザイナーとしての経験値が増えれば増えるほど、A MACHINE としてのデザインテクニックは熟し、どのようにすればそれらしい物が出来るか一般的な最適解を望めばそれらしく振る舞う事が出来る。 それらしい物であれば誰でも作られるようになってしまった今、(本当にダサい服というのが世の中からほぼ消滅した気がする。西友の二階でもそこそこおしゃれな服が置いてある。)新しく衣類を作る意味という事を再考し模索するような形で始められた本コレクション。 よく考えられていないように見える服は実はよく考えられていて、よく考えられていないように見えるようによく考えられている。 軽くて重い、重くて軽い。重くて軽い、軽くて重い。 両義的な、何かと何かの間で揺れている物事や様に対して私は魅力を感じる。 この通称4ニットは、両義的でストレートな疑問を投げかけてくれて、着用する上で特別な高揚感を生み出してくれ、ボロボロになってもリペアして着たいと思わせてくれるA MACHINEのデザインプロセスが詰まった素晴らしい洋服です。服の作りについての説明はすぐに終わっちゃうけど。
そんな彼が今日から別のプロジェクトとしてBIENさんとの共作でのTシャツの販売を開始します。時間書いてないなぁ、何時から販売なんだろう?どこクリックしたらいいのかなぁ?昨日も東京でサクッと晩酌した僕ですら知らないので聞かれても分かりません。 少し不便で少しイジわるだけど、ファッションを楽しもうとする人たちに対して愛情を持って接せられたとても深く考えられて作られたプロジェクトと感じます。個人的にTシャツというアイテムはそんなに好きでは無いけど、これはとっても欲しい。数十年前であれば当時のTシャツ-アティテュードこそがファッションの力の源であった気がする。今は違う所にファッションの力が移動してしまった。僕自身、よく考えられた、作りが丁寧で言葉の多い服が大好きだからこそA MACHINE のファンになったし、自分の中の小さな世界に閉じこもっても良いという感覚に戻る事が出来た。 もう一度、僕たちの原体験にまで遡って今の問題解決の方法で物事を進めていく必要があるようにも思える。 念のための販売情報ですが、当店でも販売し ます。9/1からLとXLのみなのでその他のサイズご希望の方や確実に欲しいという方はどうかオンラインでクリックして下さい。