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お店の話 #02

個性 / 個性的

個性的という言葉は僕はあまり好きではありません。

全ての物や事の本質・中身が見えなくなる言葉、あるいは、見ようとしていない人が何かを嘲笑するために使う言葉だと思うからです。

昔からなかなか変わった服装をしていたので、色んな人に個性的だねと言われていました。

あまり良い気持ちにはなりませんでした。

僕の服装を褒める気持ちがあれば、かっこいいとか似合っているとか何か気持ちのこもった表現があると思います。

個性的だねという人は、何か良く分からないけど自分とは違う異質な物に、個性的という言葉の蓋をして思考を停止しているのだと思います。

“個性的”だけど没個性の物。

とても普通に一見見えるけど、個性があるもの。

ぶっ飛んでいるもの。

世の中には色んな物があり色んな人がいます。

僕は個性を大事にして生きているし、友人たちも個性があります。

ファッションが大好きな友人は少ないです。

皆さんも人を見た目だけでは選ばないと思います。

性格が良く好かれる人。

才能があり好かれる人。

ぶっ飛んでいる人。

洋服も同じかなと思います。

そのブランドごと、商品ごとの魅力があります。

1つの尺度だけでは簡単には魅力は測れません。

また、物や人の魅力の理解を深めることでそれらとの付き合い方も変わります。

服に対しての付き合い方というのは着用したときの楽しみであったり、スタイリングであったり。

人や他の物と違うのは、装う物だからルックスが1番大事であることと生活に根差している必要があることです。

なので、VODKA では基本的には “結果” ( 見た目 ) を1番大切にしながら、それに付随する背景を説明してお客様に良い提案をしていきたいと考えています。

その “結果”を徹底的に求めるが故に、語れる背景が生まれる。

そのストーリーが説得力を産む。

そんな服を取り扱っていきます。

例えば、今後取扱をお願いしたく思っている某ニットメーカー様はとてもシンプルなデザインの物を作っています。

そこは、いわゆるファクトリーブランドなのですが、色んなブランドの生産を請け負っており、タグには製造工場がかかれなていなくても、その工場で作られていることが一目で分かるような個性が宿っています。

そこにしか出来ない技術の塊です。

“個性的” では無いですが、“個性” があります。

結局、なにが言いたいかというと“個性”のある品揃えをしていくこと、深く見ないとうっかり見落としてしまう“個性”を取引先様に代わってお客様に伝えて理解してもらい良い買物のお手伝いをして行きたいなと言うことです。

これからブログでは少しづつVODKAで取り扱っている服の個性と魅力を紹介出来ればと思います。

近澤