A MACHINE “Man in the mirror”
A MACHINE の商品が少し届きました。 ニットとシャツとズボンとスウェットトップスです。 去年、実は告知もせずコソコソと何人かにだけ連絡し今回のコレクションの展示企画を当店で行いました。 A MACHINE の投稿にも記載されているステートメント。正直、その時は今回のテーマはちょっと説教臭いな。それを服にする意味ってあるのかな、なんて思ってしまった。 半年の間、様々なお客様や世間の出来事を見る中で、友人や家族との会話の中で、美味しいご飯を食べる中で、沢山の洋服を目にする中で、このテーマについて心地よく腹落ちするようになりました。 このテーマは他人への皮肉や悪口では無く、あくまでA MACHINEの中での自己矛盾をテーマにしているように感じます。その自己矛盾を否定するのでは無く、そこに焦点を当ててあげる事は愛着に近い何かを見つけようとする行為に他ならない。 速度のあるファッションというのは一種の過去の否定であり、不必要な程にそこが強く前に出ることがある。 そこから抜け出すための方法を考え形にすること。 服好きとして僕たちに今必要なのは、現象に踊らされる事ではなくて、目の前で起きている事に耳を傾けて楽しむ健康的な姿勢にあるように思える。 それはリテラシーの高さでも経済力でも社会的な立場からの思考でも無いのではないでしょうか。 まあ、洋服なんで着て楽しんで愛着持って下さい、という話なんですが、ホッコリあったかいものじゃなくて、重たくて優しくてボロボロになっても着たい。 そんな洋服が入りました。