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お店の話 #01

こんにちは。

VODKA connecting people の近澤です。

お店について以前のホームページにはブログを書きましたが衝動的に全てHPのデータを削除してしまったのでもう一度書きます。

VODKAのコンセプトは “大人の部室”です。

なので、店の奥にはカウンターがあり、ソファとテーブルがあります。
そこで皆さんに寛いでもらったり、はたまた、パソコンを開いて仕事をしても良いスペースとして解放しています。
WIFIの貸し出しも無料でしてます。

何故、このようなコンセプトでこのような店の作りにしているのか。
僕なりの持論があり、服屋をするに当たって服屋の存在意義について考えました。

そもそも、世の中には無駄な洋服が沢山作られていて沢山の洋服が一度も袖も通されることなく廃棄されている。
大阪には洋服屋も沢山あって良いセレクトショップも沢山ある。
その中でお店の存在意義をどう作っていくのか。

現実的な想定ではないですが、世界に洋服屋がなくなるのと居酒屋がなくなるのとどちらが嫌か?
僕は居酒屋がなくなる方が嫌です。

洋服屋と居酒屋の違いは何かを考えました。

居酒屋は好きな人と楽しい時間を過ごす空間です。
洋服は好きな人たちや人生を豊かにするための道具です。
楽しく過ごす場所がなければ高価な洋服を買う理由はありません。

洋服は人に見られるための物です。

好きな人たちと楽しい時間を過ごす、どこかに遊びに行く。
新しいコートを着て会社に出勤する。

人との繋がりや視線があるからおしゃれをします。
人との価値観の差異を楽しむためにおしゃれをします。
おしゃれは人生を楽しむための道具です。
おしゃれすることが目的になってしまってはいけないし、洋服に人生が支配されてしまっては駄目だと思います。

なので僕は、お店のコンセプトを洋服を軸にするのでなく人を軸にしたいと考えるようになりました。

人と服を繋ぐ、人と人を繋ぐ。
洋服を売るだけの場所じゃなくて、人生を楽しめる場所にしていきたい。
大人がグダグダ出来る、寛げる。部室のような空間。

少しづつですが、シンプルに洋服を見にくるのでなく、僕に会いに来てくれる。
遊びに来てくれるお客さんも増えてきました。

勿論、服は買って欲しいし売上は欲しいのですが、それ以上に、フラッと顔を出してくれるその行為がとても嬉しいです。
当然、プライベートな時間にくる訳で、限られた時間を割いて僕のお店に遊びに来てくれているからです。

貴重な時間を割いてる訳ですから、お客様には楽しい時間を過ごして貰いたいと思っています。

そのためには商品は面白い物である必要がある。

お店は落ち着ける空間である必要がある。

魅力的な商品説明をする必要がある。

洋服以外の話の引出しを持つ必要がある。

VODKAを通じて友達が増えて、洋服が増えて、その新しい洋服でその友達と居酒屋に行く。
その洋服でVODKAに遊びに行く。

そんな風景が見られるお店になれたら良いな。
とそんな思いを持ちながら少しづつ頑張っていきたいと思います。

駄文かつ長文失礼しました。

近澤