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Diary-2024. 02.09. ISSUETHINGS-09

ISSUETHINGS
2024 autumn and winter
order exhibition
at VODKA connecting people

明日からの三連休、ISSUETHINGSの次の秋冬の商品が並びます。DIARYがギリギリになってしまいました。

今回の洋服をみて、僕が何を思ったのか、それがそのままお店の色になって人に届いてくれれば嬉しいです。いつものように受注しなきゃって感じではないので気になる方に一通り袖を通してもらってコミュニケーションが取れる場として考えて貰えればと思います。

アルファベットビスケットでISSUETHINGSって文字作りたいなぁ。と急に思いつきカルディやスーパーに行くものの変にデザインされたものばかり。妙な所いじるのなんでだろう。普通で良いのに。とにかく色んなスーパーにヘルベティカの字体のビスケット無いですかと電話し怪しまれる。IKEAにいらん事してないビスケットがあることをネット情報で見つける。しかしIKEAは遠く時間は無い。子守をしながら散歩していたら近所のSAAさんで古本を売ってたので愛息子の自慢しに入る。SAAのカジちゃんがその日からルクアでIKEAのポップアップをしていることを教えてくれる。ルクアに電話し取り次いでもらいヘルベティカのビスケットはあるかと質問をする。漸くこの変な質問が役に立つ時がきた。ビスケットはあり、すぐに向かい無事に手にする。めちゃしょうもない事かも知れないですけど、結構奇跡的にゲットしたビスケット。同じようなことを繰り返し続けて少しのズレで結果が大きく変わっていました。持つべき物は友達ですね。IKEAありがとう。

ビスケットのせいで話はイベントから大きく逸れてしまいました。イベントの話ですね。すみません。

次の秋冬の洋服はとてもISSUETHINGSらしい物が多いです。そう連絡がありました。けど、そもそもISSUETHINGSらしさってなんだ?と改めて考える。ISSUETHINGSは手に取る人や並ぶ空間によってイメージがとても変わるんですよね。だから余計にらしさという視点で言えばそれぞれすぎて端的に表現しづらい。一方で、そこにISSUETHINGSらしさがあるようにも思える。店にとってこれほど都合の良い事は無い。ニュートラルであるからこそ、そこに店らしさが出てくれるならそれは選択している理由としてとても納得がいき、愛着が湧く。ような気がします。

作り方という面では今までの内容が少しずつ変化しそれを別の形にしているような印象です。フロスト加工。裏地の収縮。吹き付けと剥離。A面B面。継続される手法。モチーフ。繰り返し、スリップさせ歪を与える。異なる物へ。繰り返し、重ね、曖昧な物へ。01のテーマ、リヴォルブ- 展開する、という部分から09に至るまで少しずつ表現の幅やイメージが広がっていきます。

僕はあまり音楽を知らないけれど、今までの物と今回の物をみて、WALTSの飯田が時折言葉にするループとサンプリングを思い出した。先日の展示会で次の衣類を見た時になんとなくイギリスっぽいな、なんとなく音楽の空気を感じるなと。あとボンバージャケットYeっぽいな。多分それが思い出した理由です。

本人がそれを意識しているか意識していないかは対ISSUETHINGSには僕的にはあまり重要ではなく、それよりも自分の言葉でそうやって考えて面白みを見つけることが出来るという所が彼らの製作物と僕との関係性のようにも思います。