Charmingman Shirt – ensou.
今日は朝から久々にオープンした大阪は天王寺、四天王寺の蚤の市に行ってきた。
他の蚤の市に比べて変なおじさんの比率が高く、買い物をしなくても充分楽しめる。
そんなこともあって最近は蚤の市にいるおじさんのモノマネにハマっている。
リクエストを頂ければ店頭での接客に応用差し上げることも可能です。
店の入り口用の鈴と、ランプと、船用の羅針盤、彼女のお母さんが食品サンプルを蒐集してるからプレゼントに果物盛り合わせのサンプルを買った。羅針盤はおじさんに騙されて、状態の悪いものを少し高めで掴まされた。
今日のブログの題名は、そんな蚤の市にいるおじさん達の話では無く、商品の名前。
“Charmingman Shirt “
昨日案内した、“Ribbon Safari Shirt “ の形違い。
シルエットはオーバーサイズで背中にプリーツが入ってフワリと羽織る感じでリボンシャツと同じ。
ただ、生地に関してはリボンシャツと違い、洗いにかけている。多分乾燥機でぶん回しているんだと思うけど、それによって、格子状に走っている太い糸の輪郭がぷっくりと膨らんでいる。皺もしっかり入っているため、リボンシャツよりも幾分柔らかい雰囲気で、より生地の揺れを楽し無事が出来る。
こちらのシャツを最初見た時はブザムシャツだと思った。
しかし、よく見ると右身頃はブザムの胸当てで、左にはそれに加えて大きなポケットが付いている、これはワークとかミリタリーの要素だろうか。
礼服 / ワーク、組成は堅牢 / 原料は繊細。
色んな要素が重なっていて、掴み所が無いシャツに。
どこにもカテゴライズ出来ないけど、すっと体に馴染むし、心に刺さる。
最近は、軍物をモチーフに良い生地で作りました。そんなアイテムが増えてきているように思える。球数が少なくなっている、軍物の名品をアップグレードした上で適正な価格で販売する。これも勿論デザインなのだろうけど、やっぱり僕には物足りない。
その人じゃないと作れないムードが洋服には乗っかっていて欲しい。
ハラコやレース、刺繍でカモフラ柄を表現しているマハリシのズボンと合わせてみた。
捉え所の無い商品同士を組み合わせて、すっと調和してくれるとパズルが組み合わった時みたいに嬉しくなる。
人によったら悪趣味に感じられるかも知れないけど、僕はこういう捩れたスタイリングが好きだ。
昨日、ELLE SPORTSの沢山ボタンのついた古着のコートを買ってくれたお客さんもそんないつも捩れたスタイリングをしている。
みんながみんなそう言うのが好きじゃないし、少数派だと思うけど、ウチに来てくれる以上は少しでもそういう遊びを利かせた洋服の楽しみ方を提案していきたい。
様々な要素が組み込まれているからか、夜中に1人であれやこれやと合わせる物を考えるのが楽しくなるシャツです。
白黒ハッキリさせずにグダグダ悩みながら手を動かした方が自分らしさが出たりすることもある。
僕自身はそういう答えの出し方のほうが向いている気がする。
それに気づくまでニコニコして頑張りながら、ずっと生きづらさを感じていた。
こちらはそこまで沢山オーダーしていなかったので、Lサイズの残り一点となってしまいました。
追記)完売しました
“Charmingman Shirt “
Price : 40,000 + tax
Size : M(sold) . L(sold)
オンラインショップには載せてませんが、通販も可能です。
お気軽にご相談ください。
VODKA connecting people / 大阪市西区江戸堀1-18-5
近澤 惇 / Jun Chikazawa
Brands.
AUBETT / ENSOU. / EESETT&Co.
ISSUETHINGS / MASU / SEEALL
SH / RAINMAKER KYOTO / and used clothing