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Diary-2024. 01.11. オイラのお包。

オイラのお包

明けましておめでとうございます。皆様本年も改めて宜しくお願い致します。
春夏最初はISSUETHINGSです、1/20-。特に新しい商品がはいってる訳でもないのでOIRA高橋さんに作って貰った粋なお包を。どうも随分と親馬鹿なようです。

黄色の糸で手縫いされた四角くて柔らかな布の頂点には三角系のフードがあり、兜のようなストラップがついています。可愛い。ぷっくりとした手縫いのレッドクロスも僕好みのリファレンス。

お包であろうと、恐らく、ペンケースであろうと、OIRAの物はオイラらしくなります。掴みどころが無くクラシカル。それゆえ、新鮮に、アヴァンギャルドに。去年の年末年始に出したChokkiシリーズも四季を感じる場で着ていれば気持ちいいよなぁとそんな感じでした。初売りで何か仕込んでおけたら良かったなぁ。来年何か出来ないか考えよう。服じゃなくて良い、ポチ袋とか。

クラシカルというのはテイストジャンルにあらず、時の経過の中で評価が定まったものや行為として確立されたものという方が腹落ちします。その点もはや、裏原以降この数十年で確立されたストリート文化ももはやクラシシカル。あの時起きていた事を地でいけばそこがクールに新しく映ります。

昨年の他府県に跨った何ヶ月もの行商もOIRAなりのクラシカルな販売方法なのかもしれません。風呂敷担いでエイサコイサと西へ東へ。僕は服でもそれ以外でも、その人の成果物や生業そのものが逆説的にその人たらしめているような状況に興味があります。

次の春夏からは量産の態勢を整えてます。ジャケットやシャツなんかでも台襟のフィニッシュは自分で手纏りで責任持って仕上げています。彼の中での美意識としての甘さであったりムードを作るためにはどうも必ず責任を持ちたい作業のよう。まだ先ですがとても楽しみです。

この場を借りて、改めて。お祝いありがとうございました。

ウォッカコネクティングピープル
近澤