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SEEALL_BELTEDBAGGY_TROUSERS


シアバターは食べ物
だけだと思っていた。


SEEALLの商品展開は他のブランドとは少しだけ違っていて、一つの形に対して、色違いで展開されるのでは無く、素材違いで展開されている。形を選んでから素材を選ぶ、そんなイメージ。


展示会では、スワッチ(絵型)の他、生地の開発について触れられたスタディも一緒に配られる。
商品をまず一つずつ確認していく中で、気になる商品の素材の説明をチェックしていく。

今回のコレクションで一番気になった商品は今回紹介する、ミリタリーモチーフのジャケット。

着想源の一つになっている60年代のニューヨークのアンダーグラウンドシーン。
The Velvet Underground / The Factory などの華やかな面々の着こなしや、彼らの作品に注目しながら、それその物をコピーするのでは無く、SEEALLのフィルターを通して時代の空気に合わせモダンに仕上げている。


首周りはダーツを入れたり、傾斜を強めに設定していたり、少しコンパクトな印象。
首にそって上に向かって吸い付く、所謂、撫で肩シルエット。



撫で肩って、どこかか細くて頼りない、女々しい、そんなマイナスのイメージに囚われがちですが、この手の首にのぼっていくような撫で肩シルエットは、マッチョな空気というか男らしさも匂わせます。

素材はリネンとコットンのヘリンボーン。
言葉だけではヘルシーでほっこりした印象を与えますが、この生地はとてもハリがあって、ナチュラルほっこり系とは違い、ミニマルで透明感があります。


素材の説明文がこちら
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T-002 リネン シアバター マディロ
ペルー産の柔らかなアスペロコットンと、フランス産の上質なリネンで織り上げた太畝ヘリンボーン。糸染めを省くことによって、原料の風合いが活かされています。アフリカの過酷な環境で育つブーアの木の実から採れる貴重なオイルであるシアバターを含浸し、さらにたんぱく質コーティングであるマディロ加工を施すことで生地に張り感を加えています。加工の継続性もあり仕立て栄えのする素材にしあげました。
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素材の加工についてとても詳しい訳では無いのですが、シアバターを使って含浸するっていうのは初めて聞きました。自然食好きの色っぽいお姉ちゃんが自炊とかに使ってそうなイメージでした。
あと、ハンドクリーム。

かっちりとしたブラックのトラウザーズで合わせてもかっこいいし、古着のデニムで合わせても良いと思う。SEEALLの再構築シリーズにも相性が良いはず。
主張しすぎる事なく、受け手の使い方に委ねるようなデザイン。
好きなように着て欲しい。

勿論、同素材のベルテッドバギートラウザーズとセットで買ってくれたらとても嬉しい。

オンラインショップもアップしてますが、何か気になることあれば気軽にお問い合わせ下さい。


VODKA connecting people / 大阪市西区江戸堀1-18-5
近澤 惇 / Jun Chikazawa

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